臨沂の概況

臨沂俯瞰図

臨沂（りんぎ）市は山東省の東南部にあり、黄海（こうかい）に近くて、江蘇（こうそ）省と隣接しています。県が九つ・区が三つ・開発区が三つあります。人口は1081万人で、総面積は1.72万K㎡であり、山東省で人口・面積ともにトップにあります。

临沂市夜景

近年、臨沂市は全国文明都市・全国軍支援モデル都市・中国優秀観光都市・国家庭園都市・国家環境保護モデル都市・国家衛生都市・国家森林都市などの名誉を獲得し、中国書道名城・中国地熱城・中国市場名城・中国物流の都などと名付けられました。 2009年に、臨沂市は国家統計局によって中国建国60周年の60個の「中国の都市発展のモデル」の一つとして表彰されました。2011年に、中国科学院が発表した全国294の都市での住民幸福感アンケートのランキングで臨沂市は2番目となりました。

 临沂银雀山汉墓竹简

文化古城 臨沂市は今まで2500年の歴史を持つ町です。春秋時代に啓陽城（けいようじょう）を建て、秦の時代には琅琊郡（ろうやぐん）に属しました。漢の時代に臨沂県を設立して、清の時代に沂州府（ぎしゅうふ）を設立しました。臨沂地方は、歴史が深遠で、文化が奥深く、傑出した人物が排出した土地として有名になり、数千年以来、無数に輝く古今東西の有名な文化人を育て上げました。

華東革命烈士陵墓

革命伝統地区 抗日戦争のとき、中国共産党はここに数多くの革命根拠地を建てました。1940年8月に、中国共産党はここで初めて省の人民政府を創立しました。戦争を支援するために、20万人以上の臨沂の老若男女が先を争って軍隊に入り、10万人以上の革命者が貴重な命を捧げました。

豊かな地質資源 

临沂农副产品丰富

資源豊富　臨沂市の農産品の種類は多く、生産量は高く、品質は優れています。落花生・タバコ・蚕・柳編み細工・スイカズラ・銀杏・栗・お茶など八つの特徴的生産基地を持っており、野菜と果物という二つの優勢産業も持っています。鉱物の資源は種類が多く、発現され埋蔵量が明らかになった鉱産物は78種類あります。

自然酸素ルーム――蒙山

観光名所 臨沂市は観光資源が豊富です。｢自然酸素ルーム｣、｢養生長寿山｣と言われる蒙山（もうさん）・莒南（きょくなん）に｢世界奇観｣と言われる、全長3800ｍもある寝仏像・｢中国地下川で初めてウォーターシュートを備えた洞窟｣と言われる、全長6100ｍである沂水（ぎすい）地下大峡谷・ギネスの世界記録に記載された沂河小埠東（ぎかしょうぶとう）ゴム堰などの名所があります。そのほかに、銀雀山竹簡（ぎんじゃくさん　ちくかん）博物館・王羲之（おうぎし）旧居・山東省政府旧跡・孟良崮（もうりょうぐ）戦役記念館・平邑（へいゆう）自然博物館などの名勝古跡と観光スポットが山東省ないし中国でもよく知られています。

臨沂澳龍（おくりゅう）服装城卸売市場

商業都市 臨沂市内には各種専門の卸売市場が101カ所あり、商品は種類が6万余り網羅しており、日用生活品類・雑貨文具類・金物類・建築用資材類・木材加工類など大きく27種類に分かれています。生産用材料と生活用品の主要部門類のほとんどを包含しています。商品取引は手広く全国の30カ所の省・市・自治区にカバーし、また、世界の20カ国・地域にまでも販売されています。2013年に商品取引額は1500億元になりました。

跋山（ばつさん）ダム

　　エコロジー・ウォータータウン 沂河（ぎか）・沭河（じゅつか）は臨沂全域を縦貫し、流域面積は臨沂市総面積の77％を占めています。沂河（ぎか）水源地は淮河流域（わいがりゅういき―中国の中部を東流する河川）で水質が一番よい地区で、沂河（ぎか）風景区は最初の国家水利風景区の18カ所の一つに選らばれました。臨沂市内はすでにゴム堰を七つ、開閉式水門を八つ建て、面積は48キロメートルあり、一時的に1.62億立方メートルを貯水することができます。

ハブ・シティー

　　ハブ・シティー 兖石（えんせき）・胶新（こうしん）鉄道は臨沂で交差して、京滬（きょうこ）・日東（にちとう）・青蘭（せいらん）・長深（ちょうしん）など四つの高速道路も縦横（じゅうおう）に入り交じっています。高速道路の長さは330ｋｍで、道路の長さは2万ｋｍで、共に山東省のトップにあります。嵐山（らんさん）・日照（にっしょう）・連雲港（れんうんこう）三つの港から約120ｋｍ、青島（チンタオ）港から約150ｋｍと近くにあります。臨沂空港は国家2級空港で、今開通している航路は16本あります。

臨沂市花：沂州海棠（ぎしゅうかいどう） 

臨沂市木：銀杏 

责任编辑：田万媛