臨沂空港、2025 年夏期運行で旅客数 49 万 7100 人を輸送　歴史新記録を更新

2025 年の夏期運行期間（7 月 1 日～8 月 31 日）、中国山東省臨沂空港は 62 日間にわたる効率的かつ安全な運行保障業務を完了した。期間中の飛行機の離着陸回数は累計 3564 便、旅客輸送数は 49 万 7100 人となり、前年比 8.12％増加して歴史的最高記録を更新した。夏期運行中は、観光都市を結ぶ路線が旅行客の出行ホットスポットとなった。

増加し続ける旅客数への対応として、臨沂空港は事前に準備を進め、夏期運行保障専門班を設立。飛行スケジュールの最適化、予備要員の配置強化、設備の点検巡視の徹底などの措置を講じることで、運行の安全と順調性を確保し、出発正常率は 85.89％に達した。また、雷雨などの悪天候に備え、空港は管制部門や航空会社と「三者連携」メカニズムを構築し、飛行スケジュールを動的に調整。同時に、チェックインカウンターの増設、遅延時の食事提供などヒューマンケアを重視したサービスを実施し、累計で 8925 食の遅延対策食を配布し、1091 人分の宿泊保障を行うなど、旅客の満足度を効果的に向上させた。

多様な出行ニーズに応えるため、臨沂空港は広州、杭州、長沙など 6 路線の人気路線の運航回数を増やすとともに、張家界、日本大阪など 5 路線の新規開設と運航再開を実施した。上海、広州、深セン、ハルビン、昆明を結ぶ伝統的な路線は高い搭乗率を維持し、観光路線の平均搭乗率は 90％を超えた。国際線の活況も目立ち、夏期運行中の搭乗率は 91％以上を保ち、8 月中下旬には大阪線では留学生の出国ピークが到来した。

夏期運行期間中、臨沂空港はサービス保障の最適化を進め続けた。「沂路相伴（沂の道を一緒に）」という未就学児童の同伴なし乗機サービスの利用件数は前年比 24％増加し、「首乗暢飛（初搭乗をスムーズに）」の愛心付き同伴サービスでは初めて飛行機に乗る旅客に全行程で誘導を提供。また、「経臨飛・沂暢転（臨沂を経由しスムーズに乗り継ぎ）」の乗り継ぎサービスでは 324 人の乗り継ぎ旅客を保障し、効率的かつ便捷な接続を実現した。

猛暑の影響で、エプロンの地表温度は複数回 45℃を超えたが、整備員、荷役員、保安検査員などの現場スタッフは職務を堅持。空港側は作業時間の調整、交代頻度の増加、熱中症予防用品の提供などの措置でスタッフの健康を守ると同時に、航空機の点検を強化し、設備故障の発生を防いだ。

夏期運行の終了に伴い、臨沂空港はすでに安定的に「夏期運行後モード」に移行した。今後は今回の保障経験を總括し、路線網の配置とサービスプロセスの最適化を続け、紅色観光路線と国際線の開拓を重点に進め、旅客により安全、便捷、快適な航空サービスを提供することを目指す。

编辑：杜凤蕾