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9月5日、山東省临沂市郯城県郯城街道では、地元の農家たちが満載のハリモチをトラックに積み込む作業を慌ただしく進めていた。同地域はハリモチの主要産地の一つで、この時期になると、果実が熟したハリモチの木が畑一面に広がり、農家たちは夜明け前から収穫作業を開始し、日の出後も休むことなく摘み取りや運搬を続ける。
当日の現場では、農家の李さん(50代)は「今年は天候に恵まれ、ハリモチの収穫量は去年より1割ほど増える見込みです。白露の節気に入ると、昼夜の温差が大きくなり、ハリモチの糖度が上がるので、この時期に収穫したものが一番美味しいです」と話しながら、手早くハリモチの実を枝から取り外して籠に入れていた。周囲の畑では、他の農家たちも家族や隣人と協力し、トラクターや小型運搬車を活用して収穫したハリモチを家や集荷拠点へ運ぶなど、一面に農忙期特有の活気ある光景が広がっていた。
白露は二十四節気の一つで、秋の深まりを告げる節目として知られている。この時期には、ハリモチのほか、稲やサツマイモ、各種果物などが次々と収穫期を迎え、中国各地の農村では「秋の収穫作戦」が全面的に展開され、農家たちは限られた時間を最大限に活用して収穫作業を進め、一年の成果を確保している。
编辑:杜凤蕾