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9月20日、山東省臨沂市の銀雀山漢墓竹簡博物館は、同館が所蔵する銀雀山漢墓竹簡という独自の文化資源を活用し、地元青少年を対象に「竹と墨の香りを残す・書聖の故郷で文化を伝える」簡牘文化体験イベントを開催した。
今回のイベントでは、理論学習と実践体験を組み合わせた形式が採用された。まず、博物館の専門スタッフが簡牘文化特別展を案内し、銀雀山漢墓竹簡の発掘過程、歴史的背景、以及その中に記された軍事思想や古代文化について詳しく解説し、青少年たちに簡牘が古代中国で果たした情報伝達の役割を理解させた。その後、参加者は「簡牘工房」で実践体験に入り、古代の簡牘を模した竹片や木片、糸などの材料を使い、簡冊を編む伝統的な技法を学び、自ら手で簡冊を作成する過程を通じて、2000年以上前の古人が文字を記録し、知識を伝える様子を直接感じ取った。
同博物館の関係者は、今回のイベントを通じて、青少年に漢代の簡牘文化をより身近に接触させ、千年の歴史を持つ伝統文化の魅力を体感させることで、書聖故郷の文化遺産を守り、伝えていく青少年の意識を高めたいと述べた。この活動は、臨沂市の歴史文化資源を教育に活用する重要な試みであり、青少年の歴史理解と文化素養向上に大きく貢献するものとなった。
编辑:杜凤蕾