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10月23日、霜降(しもふり、二十四節気の一つで、秋の終わりを告げる節気)を迎えた山東省臨沂市沂河新区白沙埠鎮西安静村。村の広大な田んぼの中で、大型コンバインが順番に走行し、黄金色に実った旱稻(水を大量に必要としない稲)の収穫作業を進めていた。現場では、コンバインが稲穂を刈り取り、脱穀する一連の作業が自動で行われ、村の住民たちが収穫された米を確認し、嬉しそうに話し合う姿も見受けられた。
今年、西安静村では計200ヘクタール以上の農地を活用し、「無糖旱稻」と「臨稲13号代行水稲」の2品種を栽培しており、現在両品種の収穫作業が相次いで始まっている。これらの品種は耐干性に優れ、臨沂地域の気候や土壌条件に適合しており、収穫量も安定しているという特徴を持つ。
值得注意的是,今回の順調な収穫の背後には、西安静村が昨年から積極的に探索・導入した「村集体農業代行モデル」が大きく貢献している。同モデルでは、村党支部(共産主義青年団支部)が主導して「農業協同組合」を設立し、村の基本農地に対して「5つの統一」を実施している。具体的には:1. 統一して良質な種子を購入(個々の農家が種子を選ぶ手間を省き、品質を保証);2. 統一して耕作(大型農業機械を共同で利用し、耕作効率を向上);3. 統一して技術指導(農業専門家を招いて、栽培全過程での技術支援を提供);4. 統一して潅漑(節水型潅漑設備を活用し、水资源を合理的に利用);5. 統一して収穫(今回のように大型コンバインを集中利用し、収穫期の手不足を解消)。
この「5つの統一」により、西安静村の農家は農業生産にかかる手間、時間、労力を大幅に削減し、「心配せず、時間もかからず、力もいらない」という便利な農業生産を実現。農業近代化がもたらす発展の利便性を実感しており、今後も同モデルを継続・最適化し、村の農業生産性向上と農家の収入増加を目指すとしている。
编辑:杜凤蕾