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11月に入り、中国山東省臨沂市蒙陰県の秋の景色は最高の鑑賞期を迎え、一気に注目を集めている。中でも岱崮鎮の封山や桃墟鎮の龍頭崮一帯では、紅葉が満開になり、山全体を鮮やかな赤色で彩っている。層々と重なり合う紅葉は、遠目から見ると絹のように華やかで、近くで眺めるとその艶やかさに心を奪われることは必至だ。この季節特有の「限定ロマンス」を求めて、省内外から多くの観光客が続々と訪れ、山道を散策したり、紅葉の下で写真を撮ったりして、秋の魅力に浸っている。
立冬の節気を過ぎても、臨沂市全域では複数の紅葉林が依舊絢爛たる「秋の装い」を披露している。広大な面積に生える黄櫨(ヌルデ)の木は、紅く染まりきった葉をひろげ、濃い緑のマツやスギとのコントラストで一層鮮やかに輝いている。紅、黄、緑の三色が交錯する景色は、山野全体を熱狂的で生き生きとした雰囲気に包んでいる。毎年霜降りの前後から、気温の低下に伴い、木々の葉は徐々に緑色を褪め、明るい赤色や暖かい黄色に染まり始め、約1ヶ月間かけてこの絶景を完成させる。この美しい景色は11月中旬まで持続し、微風が吹くたびに紅葉がそよぎ、光と影が移ろう中で、まるで一枚の動きのある秋の絵巻が眼前に広がるようだ。
编辑:杜凤蕾