臨沂文化>
2025年の「処暑」は8月23日に到来する。「処暑」は二十四節気の一つで、読み方は「しょしょ」となる。「処」の文字には「止まる」「収まる」という意味が含まれ、この節気は「暑さがおさまり始める頃」を象徴する。
暦上ではすでに「立秋」を過ぎ、秋の始まりが宣言されているが、「処暑」の時期に入っても「残暑」の厳しさは続くことが多い。白熱した夏の日差しは徐々に勢いを減じ、特に朝晩は風に少し秋の気配が感じられるようになり、過ごしやすい時間帯が増えてくる。この時期は、激しい暑さから少しずつ息抜きができる、季節の移り変わりの中間地点と言える。
二十四節気の流れの中で、「処暑」は前に「立秋」、後に「白露」と隣接する。「立秋」が秋の幕開けを告げるのに対し、「処暑」は暑さの収束を確認させ、続く「白露」では朝露が白く輝くようになるなど、秋の本格的な到来へと段階的に導く役割を持つ。
近年では気候の変動により、残暑が長引く傾向も見られるが、「処暑」は依然として人々に季節の移り変わりを意識させる節目として、生活のリズムに根付いている。
编辑:杜凤蕾