
莒南県大店鎮に足を運ぶと、村の文化広場から無形文化遺産である弦子戯(弦子戏、山東省の無形文化遺産の伝統戯曲)の優雅な節回しが響いてくる。同鎮は紅色文化の資源を生かし郷土文化の活力を引き出し、小劇の創作・上演を軸に特色あるイベントを実施、沂蒙精神の継承を根幹に据え、文化による農村振興の独自の道を歩んでいる。
「舞台で演じているのは身近な出来事、観客は地元の人々だ。親しみやすく、見ていてとても面白い」。新紅嫂庄戯劇団の公演現場では村民は物語に合わせ笑ったり感動したりしている。劇団は30年以上農村に根を下ろし活動している。『大杓子家の薪積み』は農村の生活環境整備をテーマに、『潯河の子ら』は潯河周辺住民が洪水と闘った姿を描き、『生命の色』は劉胡蘭の不屈の信念を演技で表現するなどの作品を生み出した。
「役人が劇を届ける」形から「地元住民が地元住民のために演じる」形へと転換し、鎮全体で村をカバーする小劇上演体制を構築した。現在民間芸能団体は10団体以上育ち、数百人の芸能コアメンバーが参加。優秀なオリジナル劇は10作品以上作られ、年間公演回数は100回を超える。
文化施設を拠点に大店鎮では大衆向け文化行事が幅広く開かれる。広場ダンス大会、農民スポーツ大会、サマーコンサート、書画写真展などが次々と催され、「毎月何らかのイベント、節目ごとにテーマ、村ごとに特色」を実現している。夕暮れ時には各村の文化広場で広場ダンス、秧歌(国北方の伝統的集団舞踊)、芝居の練習などが賑やかに行われる。紅色文化が地域に浸透し、庶民の文化生活が豊かに営まれている。
编辑:杜凤蕾