三峡ダムにおける北斗高精度モニタリングシステムがこのほど建設を完了し、試験運用に投入されたことが2月3日、中国長江三峡集団有限公司(以下「三峡集団」)への取材で分かった。北斗全球衛星測位システムが、 基幹水利事業の安全モニタリング分野で大規模に応用されるのは今回が初めてであり、三峡プロジェクトの安全モニタリング体制が「独自化・高効率・スマート化」という目標に向けて重要な一歩を踏み出したことを示している。科技日報が伝えた。
三峡集団流域管理センターモニタリングセンターの趙鵬副センター長は、「今回の北斗高精度モニタリングシステムの完成により、水利分野における『地上・空・宇宙・水・水利施設』を一体化したモニタリング体制の中で欠けていた重要な分野が埋められ、デジタルツイン水利体制の構築に向けた重要な実践事例となった」と説明。
三峡ダム北斗高精度モニタリングシステムは「単一北斗」方式を採用しており、衛星信号の受信、データ伝送からバックエンドでの解析・処理に至るまで、全プロセスが北斗全球衛星測位システムに基づいている。同システムは中核ハードウェアから解析ソフトウェアに至るまで、すべて国産化・独自化を実現し、ミリメートル単位の高精度センシング能力を形成している。
同システムは「基準局+モニタリングポイント+スマートプラットフォーム」で構成され、三峡ダム本体、法面、閘門などの重要部位をカバーし、データ受信、品質分析、関連情報の抽出までを含む全プロセスのスマート処理が可能だ。
趙氏は、「北斗実証応用プロジェクトの建設過程で、大量の信号テスト、モデル最適化、比較観測、装置のイノベーションを行い、詳細なデータによって北斗システムが『使える』だけでなく『使いやすい』ことを実証した。中国が独自開発した単一北斗解析システムは、すでに2年連続で安定運用されており、その解析結果は、同時期に高精度視準線法で得られたモニタリング結果と比較しても、差は1.1ミリメートル以内に抑えられている」と述べた。(編集YF)
编辑:杜凤蕾