山東省臨沂市は「書聖」王羲之の故郷であり、同時に多くの伝統的な無形文化遺産(以下「非遗」)を擁する都市。近年、当地の非遗保護者や创作者たちが独創的なアイデアを発揮し、「パンダ」と「王羲之」の二大 IP を融合させた非遗作品を開発し、社交メディア上で大きな話題を呼び、臨沂非遗の「出圈(地域や業界の枠を超えて広く知られる)」を実現した。
今回「出圈」の中心となったのは、臨沂の伝統工芸である「郯城木版年画」「沂蒙剪纸」を用いた一連の作品。現在、当地ではこれらの人気作品を基に、限定版グッズの開発や非遗体験ワークショップの開催を進めており、臨沂非遗の魅力をさらに多くの人に伝えることを目指している。この創意的な試みは、非遗の保護・伝承に新たな道を開くだけでなく、臨沂の地域文化ブランドの知名度向上にも大きく貢献している。
编辑:杜凤蕾