費県在住の42歳・陳貴東さんは、素朴な信念と熱い思いで、人の命をつなぐ特別なストーリーを刻んだ。
陳さんは中学卒業の普通の技術労働者であるが、社会への責任感と生命への畏怖の念を常に胸に抱いている。2012年、赤十字社の呼びかけに応え、自ら造血幹細胞の採取活動に参加し、中華骨髄バンクに登録、名も知れぬ献腎ボランティアとなった。単なる採血・登録と思いつつも、それはいずれ窮地に立つ誰かの命のため、希望の種をまく行為だと信じていた。
2025年11月、費県赤十字社から白血病患者と適合が確認されたと連絡を受けた際、陳さんは一瞬迷いを覚えた。しかし「助けを待つ患者は我が子と同じくらいの年齢。見殺しにはできない」。ためらいはすぐに強い思いに変わり、家族全員の支援と勤務先の理解・協力を得て、迷うことなく同意した。
2月10日、4時間余りにわたる採取を経て、陳さんは造血幹細胞献腎を完了。臨沂市で167例目、山東省で1900例目の献腎者となった。この「命の種」は直ちに患者のいる医療機関へ届けられ、体内に注入されて造血機能の回復を促し、人々を勇気づける命のリレーが実現した。
编辑:杜凤蕾