毎年旧暦5月5日に迎える端午節は、中国で最も歴史の長い伝統祭りの一つであり、春節、中秋節と並ぶ中国三大伝統祭りに数えられる。今年も端午節が迫り、中国各地で伝統的な民俗行事が順次行われ、千年続く民俗文化の魅力を伝えている。
端午節の起源は2000年以上前に遡る。古来、疫病や災厄を払う厄除けの祭りとして始まり、後に爱国詩人・屈原を偲ぶ行事として定着した。屈原が国を憂いて身を投げた故事に由来し、人々は川の魚が遺体を傷つけないよう粽を川に投げ入れ、ドラゴンボートレースを行うようになった。
現在の端午節には、各地で根付いた代表的な伝統風習が残っている。もっとも定番なのはもち米を葉で包んで作る粽であり、甘い小豆餡や塩気のある肉など、地域ごとに味わいが異なる。そのほか、薬草を詰めた香袋を身につけて厄除けを願う、家の玄関にヨモギとショウブを飾る、迫力あるドラゴンボートレースを開催するなどの行事が全国的に行われている。
近年では、端午節は単なる民俗行事にとどまらず、家族団欒の日として定着している。また中国政府は伝統文化保護を推進し、端午節は無形文化遺産に登録され、国内外に中国の民俗文化を発信する重要な機会となっている。
古い歴史と人々の平安への願いが込められた端午節は、時代が移り変わっても受け継がれ、今も多くの人に愛され続けている。
编辑:杜凤蕾