中国古来の太陽暦に基づく二十四節気のうち、第10番目の節気である夏至が6月21日に訪れた。夏至は「夏が極まる」という意味を持ち、北半球において一年で昼の時間が最も長く、夜が最も短い日となる天文的な節気である。
夏至の当日、太陽は黄道上で最も北に位置する北回帰線を通過する。この影響で中国全域をはじめとする北半球地域では、太陽の高度が一年の中で最高に達し、日照時間がピークになる。夏至を境に、昼の時間は徐々に短くなり、夜の時間が長くなっていき、本格的な猛暑の夏へと季節が移り変わる。
二十四節気は中国古代の農耕文明から生まれた時間管理制度であり、天体の運行と四季の変化を精密に観測して定められた。農作物の栽培、収穫時期の目安として長年活用され、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されている。夏至は春分・秋分・冬至と並ぶ四大節気の一つとして、古くから中国で重視されてきた。
二十四節気は日本にも古代に伝来し、現在も日本の季節の目安として定着している。夏至をきっかけに、東アジア共通の伝統暦文化を再認識し、自然と人間が共生する東洋の暮らしの知恵に注目が集まっている。
编辑:杜凤蕾