中国の伝統的な二十四節気の第十二番目にあたり、夏季最後の節気である「大暑」が毎年7月23日前後、太陽が黄経120度に到達するタイミングで訪れる。「暑」は暑熱を意味し、小暑よりも暑さが厳しく、大暑は一年のうち暑気が最も極まる時期とされている。
大暑の時期は中国各地で梅雨が明け、高気温と高湿度が重なる蒸し暑い天候が続き、土壌が潤い空気が湿っぽくなる「土潤溽暑」の気象特徴が顕著となる。また、局地的な集中豪雨も発生しやすく、高温多湿で変わりやすい天候が特徴的である。暑さで体力が消耗しやすい時期であるため、滋養豊かな食材を摂取し、夏バテ防止を図る習慣も定着している。
現代においても、大暑は人々の生活や養生の指標となっている。高温多湿な気候から熱中症や湿気による体調不良が発生しやすいため、水分補給や涼しい環境での休息、適度な養生が重視される。二十四節気は古代中国の自然観察と生活知恵の結晶であり、現在でも季節の移ろいを伝え、人々の暮らしに根付いた伝統文化として受け継がれている。
编辑:杜凤蕾