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平邑県武台鎮の3万ムー(※1ムーは約666.7平方メートル)に広がる黄桃畑は一年で最もにぎやかな収穫シーズンを迎えている。黄金色の果実が枝に実り、風が吹くと桃の甘い香りが辺りに漂う。果樹園の収穫の音、入り口での計量の掛け声、ライブコマース配信者の試食の声、加工工場の生産ラインの低い稼働音が重なり、収穫のシンフォニーを奏でている。
武台鎮では古い桃畑の改修を全面的に進め、早熟・中熟・晩熟の複数品種の黄桃、蟠桃を導入。6月から9月にかけて収穫時期をずらして出荷を実現した。町や村の農業技術者は畑に入り込み、摘花・摘果、袋がけによる果実保護、環境に配慮した害虫駆除、水と肥料を一体化した管理技術を現地で指導し、無公害栽培基準を徹底させている。

現在武台黄桃は国家地理的表示証明商標とグリーン無公害農産物の二つの認証を取得している。今年の高品質蟠桃、霞脆の現地買取価格は500グラムあたり7元に達し、管理の行き届いた優良な桃畑では1ムーあたり純収入が1万5000元を超える。
桃畑から程ない場所にある平邑県地方鎮は全国的に有名な「缶詰第一の町」、同県は「中国フルーツ缶詰の都」と呼ばれる。収穫期には生鮮果実として直接販売するほか、余った黄桃は加工工場に運ばれる。洗浄、種取り、充填、高温殺菌の標準化された工程を経て黄桃缶詰へと生まれ変わる。価値を保ちながら賞味期限は1年まで延びる。
県全体の缶詰年間加工能力は60万トン、年間生産額は100億元を突破する。全国で販売される黄桃缶詰10缶のうち4缶以上がこの地で生産されている。缶詰産業をきっかけに鉄缶印刷、ガラス容器、カラー印刷包装、長距離物流など関連産業が次々と発展し、一つの産業が周辺産業全体を活性化させている。加工工程が産業の弱みを補い、黄桃の価値を一季節から一年中へと広げた。
枝先の果実から工場、ライブ配信からスーパーの棚まで、小さな武台黄桃は3万ムーの果樹園、千を超えるネットショップ、百本を超える生産ラインをつなぎ、堅固で完全な産業チェーンを形作っている。
武台鎮は優良品種で基礎を固め、電子商取引で販路を開き、加工で産業チェーンを伸ばし、農文旅融合で新たな収入源を生み出している。黄桃の味わいは年々甘くなり、桃農家の暮らしもますます豊かになっている。
编辑:杜凤蕾