臨沂文化>
伝統工芸の物語が今、中国郷土文化の象徴として注目されている。沂蒙泥笛は大地の粘土から生まれる伝統笛で、中国の郷土人文の記憶を宿した無形文化財だ。
職人の張宗沛は亡き父の遺言を守り、故郷に戻って十数年間技術継承に打ち込む。絶滅寸前だった泥笛製作技法を一から研究・復元し、途絶えかけた伝統芸能に新たな命を吹き込んだことで、2024年に山東省無形文化遺産に認定される。
彼は粘土を素材に、二十四節気の知恵、文人の精神、沂蒙地域の歴史風土を一つ一つの笛に凝縮させ、演奏可能なだけでなく文化を伝える媒体として仕上げる。現在、沂蒙泥笛の音色は国内にとどまらず海外へと伝わり、小さな土製の笛を通じ、職人のこだわりと息長く続く中国伝統文化を世界に届けている。
编辑:杜凤蕾